導入事例

株式会社中部プラントサービス 様

紙の注文表と30拠点の取りまとめを廃止し、日次ゼロ・月次5分を実現。
全社の弁当業務を効率化した取り組みが、
中部電力グループかいぜんコンテストで特別賞を受賞

株式会社中部プラントサービス 石川様、西村様

この記事の要約

  • 約30拠点で紙の注文表・FAXを使用し、毎日20〜30分の集計作業や記入ミス、転記作業によるヒューマンエラーが多発していた。
  • スマホ対応と自社での柔軟な設定変更が可能な点、出張先からも使える操作性、費用対効果の高さが導入の決め手に。
  • 注文集計やFAX送信が不要となり日次業務はゼロに。月次作業も大幅に短縮され、ヒューマンエラーが激減。出張先や出勤前でもスマホから簡単に注文できる利便性も好評で、業務効率と社員満足度の両面で高い効果を実感している。

株式会社中部プラントサービス様は、中部電力グループの一員として、火力発電所・原子力発電所に拠点を置き、機械・電気・計測装置の設計や据付、メンテナンス、運転などを担い、電気の安定供給に貢献されている企業です。また、火力・原子力発電所をはじめ、石油・化学・各種プラント設備の建設、保守、運転を長年にわたって担ってこられました。そこで培った技術力をもとに、現在では石油プラントや環境プラントなど、さまざまなお客さまにサービスを提供。今後も、エネルギーインフラを支え、社会の安心に貢献することを目指しておられます。

石川様、西村様にお話を伺いました。

導入前の課題

「弁当注文.com」を導入する前は、どのようなことでお困りでしたか?

導入前は、約30拠点にて紙の注文表を使った運用を行っており、各拠点での取りまとめやFAX送信の作業に毎日20〜30分かかっていました。記入ミスやFAXの送信忘れも多く、ヒューマンエラーが絶えませんでした。

また、労務部では各拠点から送られてくる注文データを1つのエクセルに集約し、給与控除データを作成する必要がありました。作業は毎月半日から1日に及び、控除漏れや転記ミスのリスク、照合作業の負担も大きな課題となっていました。

システム選定のポイント

「弁当注文.com」の導入を決めたポイントは?

導入の決め手となったのは、スマートフォン対応と、拠点や業者の変更、人事異動などに自社で柔軟に対応できるメンテナンスのしやすさでした。以前はPC前提のシステムしか選択肢がなく、社内運用に合わず見送っていましたが、スマートフォンが全社員に配備されたことを機に、改めてシステム導入を検討しました。

他社製品も比較検討しましたが、「弁当注文.com」は出張先からでも注文可能な柔軟性があり、費用対効果の面でも優れていたため採用を決定しました。

導入時の工夫と対応

導入にあたり苦労されたことはございますか?

事業所ごとに運用ルールや弁当業者が異なっていたため、それらを一つのシステム上に統一・設定するには、現場との細かなすり合わせが必要でした。調整を重ねることで、実運用に合った形に整えることができました。

また、導入は全社一斉ではなく、出張の少ない拠点から段階的に進め、現場での運用フィット感を確認してから全社展開としたことで、社内からの反対意見は特にありませんでした。

導入前には各拠点向けに説明会を実施し、操作マニュアルを作成の上、配布。操作性が直感的でわかりやすく、年齢やITスキルに関係なく、多くの社員が問題なく利用を開始できました。

導入後の効果

「弁当注文.com」を実際に使用してみてわかった良さや、導入したメリットをお聞かせください。

導入後は、各拠点での注文集計やFAX送信が完全に不要となり、日次業務の作業時間はゼロになりました。

労務部では、月次の給与控除データ作成が従来の半日〜1日から5〜10分程度へと短縮し、ミスや照合作業の手間が大幅に削減されました。これまで発生していた転記ミスや控除漏れもほぼ解消され、データの整合性が向上しています。

この取り組みは社外でも高く評価され、中部電力グループかいぜんコンテストでは特別賞を受賞することができました。

また、スマートフォンから出張先や出勤前でも簡単に注文できる利便性や、注文履歴の確認機能も従業員に好評で、業務効率と満足度の両面で大きな成果を実感しています。

取材日:2025年7月